条件を絞り込む

では、実際に物件を絞り込むために、どのような条件付けをしていくと良いでしょうか。大事なのは、具体的に考えることです。抽象的な“良い物件”という条件では、そのようなものを探すのは全ての投資家に当てはまりますので、決める意味がありません。マーケット内部で、どのような設備が常識的に必要か。必要ではないが、もしあれば大きな魅力になり、家賃収入が数パーセント高く見込めるような細部はないだろうか。経営状態、オーナーの管理はどうか。など、どのような細かなことも、投資の対象の特質だと捉えるならば、とても大きな、決断のヒント、材料となり得ます。

1990年代建造の、遠くから目立つ立地かつ大きな街道沿いにあり、100戸数以上の集合住宅であり、そのオーナーは物件と違う県に住んでいる。このようなレベルで、条件を定めていくことが求められます。これらの細かな条件には、十分な根拠が必要です。

集合住宅の場合、物件管理人というポストを置くのが通常の経営かと思われます。オーナーが県外に住んでいれば、十分に物件について理解しないまま、必要最低限のケアで運営している可能性が高い。するとあなたは、別の管理の専門家を雇うことで、不動産の持つ可能性を最大限に生かして、物件価値を飛躍的に向上させることができるかもしれない。ただし、90年代以前の物件は、現代の住宅事情から見て、圧倒的に不十分な設備をしか持っていないことが多くある……このようなリサーチと判断をおこなって、具体的な、できる限り細かな条件を絞って行きましょう。