投資物件の条件を定める

一番最初に定める投資対象の条件は、狙いを定めた地域の中で、需要のある種類のものである必要があります。

周囲の施設や地価をリサーチし、需要があってかつ収益の見込める物件が、10世帯程度の集合住宅であるということがわかったとします。さて、話が前後しますが、あなたは、副業であるか、もしくは主収入源とするかなど複数の要因から考えて、大まかに投資計画の規模というものを設定していると思います。年に50万円の収入が生まれる物件を、今年度のうちに見つけたい、といった具合にです。これだけの条件では、おそらく、候補物件は細かく絞れないと思われます。あなたはまだ、数ある、同じような条件の物件の中から、理想とする利益に最も近いものがどれであるのか、という選別のスキルを有していません。このような場合、必要なことはなんでしょうか?

もちろん、独学する、自分一人で得られる機会は全て利用し、事情に精通することを、怠る理由はどこにもありません。

しかし、以前の記事で示した通り、あなたは何もかもを、自分で遂行する必要はありません。チームのメンバーを頼る、またはリサーチ対象の区域の中で、新しいビジネスパートナーを探してみるというのはスタンダードなは入り口と言えるでしょう。

まだ不動産投資業界での伝手や人脈がないのだから、自分で探すほかない……必ずしもそうではありません。不動産ブローカーに相談し、条件に合致する物件を探してもらうことは、もちろん、相当なコストのかかることですが、彼らはそれが専門のプロです。専門家は、取引が成立しないことには、利益が生まれ始め得ないことを知っています。そして相談役としての彼らにもマーケットと競争があり、例えば弁護士のように、商談成立の場合のみ報酬を支払う、という形式ももちろんめずらしいものではないのです。無用な節約は、単に利益の減少を意味することもあり得ます。然るべき人に、然るべきコストを使って、セオリー通りに投資を行う。この公式を常に忘れないようにしましょう。